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発熱やかぜ症状のある患者様の復職基準について

2020年08月04日

梅雨も明け、本格的に夏になりましたが福岡市も新型コロナ感染症の拡大が止まらない状況です。ここで新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、現在の発熱や風邪症状があった場合の復職基準についてご紹介します。自宅療養される方も外出する際の目安として参考になれば幸いです。各職場で復職基準が決まっていたり、産業医にすぐ相談できる方はそちらを優先にしてください。

 

発熱やかぜ症状がある患者様のうち

この場合は、軽い風邪症状、一時的な発熱があるなどといった状態が多いかと思います。

風邪症状だけど新型コロナウイルスが心配という、この部分に当てはまる方がかなり多いかと思いますが、現時点では復職基準はないのが実情です。当院としては、下記にあるCDC(アメリカ疾病予防管理センター)の医療従事者の復職基準(2020/7/17アナウンス)に従って、対応していただくのが望ましいと考えます。

「発症日(症状が出現した日)から10日間が経過し、かつ薬剤を内服していない状態で解熱後および症状消失後少なくても24時間が経過している」が復職基準です。

 

PCR検査で陽性の場合、保健所もしくは受診した病院から指示(自宅待機、宿泊療養、入院など)があると思いますので、まずそれに従ってください。

  1. 「発症日(症状が出現した日)から10日間が経過し、また薬剤を内服していない状態で
    解熱後および症状消失後に少なくても72時間(3日間)経過している」

→症状とは咳、咽頭痛、息切れ、全体倦怠感、下痢など

  1. 「症状軽快後 24 時間経過した後、24 時間以上間隔を空け2回の PCR 検査で陰性を

確認していること」

復職の基順として上記1または2を満たしている事が条件とされています。退院後も再度新型コロナウイルスが陽性になる場合が報告されているため、退院後も4週間は熱を測るなど健康状態を毎日確認することも大切です。

 

PCR検査の検出率は30~70%といわれています。PCR検査が陰性だったといって、

必ずしも新型コロナウイルスではないとはいえない状況ですので、発熱やかぜ症状、味覚、嗅覚障害のある患者様はPCR検査で陽性だった場合と同じ対応を求められます。

 

上記の復職基準は厚労省のアナウンスを基準にしております。各職場での就労状況も多様ですので拘束力はありません。あくまでも参考程度に考えていただけたら幸いです。

 

しまだ内科・循環器クリニック

 

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