新型コロナウイルスと生活習慣病について
2020年05月06日
新型コロナウイルスと血栓症の関係が話題になっています。
最近の研究では、新型コロナウイルスが血管の中に血栓(血液の塊)を作りやすいことがわかってきました。この感染によってできた血栓が心臓や脳、肺の血管に詰まると心筋梗塞や脳梗塞、肺梗塞を発症し死亡するケースが多々あるようです。さらに肺炎があるとさらに死亡率が高くなります。
もともと高血圧や糖尿病や高コレステロール血症などの生活習慣病を有する方は、動脈硬化が進行するため血管の機能が落ちて、通常でも血栓ができやすい状態になっています。
このような方が新型コロナ感染症に罹患し、ウィルスに血管を攻撃されたら、あっという間に大量の血栓が生じ心筋梗塞や脳梗塞、肺梗塞を併発し、重症化する可能性がありますので生活習慣病を普段から予防、管理することが重要です。
検診などで生活習慣病を指摘された方や、動脈硬化が気になる方は、いつでもご相談ください。