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発熱やかぜ症状のある患者様の復職基準について(2020年12月版)

2020年12月23日

発熱やかぜ症状がある患者様の復職目安について、「職域のための新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」(日本渡航医学会、日本産業衛生学会編集、第四版)が2020/12/15に改訂されました。

このガイドラインに準じた復職目安を紹介します。今後もガイドライン改定された際に随時、HPにアップしますので皆様の参考にしていただけたら幸甚です。https://plaza.umin.ac.jp/jstah/cut4.php

 

① 発熱や風邪症状など体調不良者の職場復帰の目安 (新型コロナウイルスPCR検査を受けていない患者様の場合)
「発症日(症状が出現した日)から8日間が経過し、かつ薬剤を内服していない状態で解熱後および症状消失後、少なくとも72時間(3日間)が経過している」が復職目安です。
上記期間の休業が困難な場合には、できる限り新型コロナウイルスのPCR検査を受けるようにします。それができない場合には事業所の責任のもと、
「発熱や風邪様症状の消失から少なくとも 72 時間(3日間)が経過している状態を確認して復帰させる」の対応を取ることもやむを得ないとされています。

 

② 新型コロナウイルスPCR検査陽性の患者様の職場復帰の目安
新型コロナウイルスPCR検査で陽性だった場合、保健所もしくは受診した病院から指示(自宅待機、宿泊療養、入院など)があると思いますので、まずそれに従ってください。その上で下記の復職基準があります。
「発症日(症状が出現した日)から10日間が経過し、また薬剤を内服していない状態で解熱後および症状消失後に少なくても72時間(3日間)経過している」

PCR検査陽性の患者様の復職基準として上記を満たしていることが条件とされています。(退院前のPCR検査は必須ではなくなりました)ただし退院後も再度新型コロナウイルスが陽性になる場合が報告されているため、退院後も4週間は熱を測るなど健康状態を毎日確認することも大切です。

 

※上記の復職基準は厚労省や日本渡航医学会、日本産業衛生学会のアナウンスを参考にした一般的なものになります。各職場ではそれぞれ就労状況も異なるので、この復職基準はあくまでも参考程度に考えていただき、自宅療養される方も外出する際の目安として参考になれば幸いです。
※各職場で復職基準が決まっていたり、職場の産業医にすぐ相談できる方はそちらを優先にしてください。宜しくお願いします。

 

しまだ内科・循環器クリニック

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